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武鑓コーチ

2017年6月21日 (水)

武鑓コーチの充実テニス主義 (69)頑張り

前回、「嫌になる」をテーマに書きました。

「嫌になる」をまとめていた時に、その原因が浮かび上がってきました。

それは「頑張り」です。

全てのプレーヤーは、頑張って練習し、トレーニングし、摂生します。

少しでも、パフォーマンスの向上を目指して「頑張る」のです。

「そこそこ遊べればいい」と言う方も、プレーがまとまらないと、やはり「嫌になる」でしょう。

多かれ少なかれ、プレーヤーは「頑張り」ます。

ただ、繰り返し、一貫して言っておりますが、ボールとストリングの接触している時間は、1000分の4秒前後であり、その瞬間に、ボールの行方は決まってしまうのです。

ですから、そのボールのとらえを、「タッチ」「感覚」と言います。

テニスの上達の根本は、「タッチ(ボールをとらえる)の精度を向上させる」ことで、その為に頑張り、トライするのです。

その「タッチ」を構成する4要素の第一は「打つ位置」であり、加えて「面の状態(扱い)」「バランス(特に左右の使い方)」「経験」です。

非常に繊細で、難しく、厳しく、そして面白いものなのです。

しかし「頑張り」どころを取り違えると大変です。

厄介な事に、ある程度、体力的な意地と根性の「頑張り」で、ボールを何とかコントロール出来てしまうことがあります。

その経験から「これ位のプレーはできる」と、危険な錯覚に陥ってしまうのです。

明確なタッチを持っていないと、少しずれただけで、思いもよらない方向に飛んで行ってしまいます。

「ボールをとらえるのは1000分の4秒」で、ほんの一瞬だという原理原則の把握が甘いと、体力的に、意地と根性で頑張ってしまいがちです。

でも、それでは、思ったようにボールはコントロールできません。

そして、さらに、体力を駆使して「頑張り」、疲れ果てて「嫌になる」。

こう言った方向に行きがちとなってしまう訳です。

1000分の4秒ですから、そのとらえの精度向上に、冷静に、的確に、頑張らないと、直ぐ、ぐちゃぐちゃになってしまいます。

トッププロでも同様です。

体力的に頑張っても頑張っても、イメージしたパフォーマンスにならない。

皆さんでも、錦織君のプレーを見ていて、そう感じる事はありませんか?

精度を向上させる為に、頑張り、トライすると思うべきです。

体力的に、意地や根性で頑張り過ぎると、最も大切にすべき「タッチ」「感覚」を、損ない、悪化させてしまい兼ねません。

年齢と共に、当然、運動量は低下します。

ただ、1000分の4秒の精度ですから、その精度さえ追うことができれば、必ず技術は向上します。

的確に「頑張り」、トライできれば、「嫌になる」事は、軽減できますし、避けることもできます。

テニスを、プレーを、真に、長く、生涯に渡って、楽しむ事がきっとできます!!

大切に考えて、取り組んでみて下さい!!

不適格な「頑張り」は、「嫌になる」の原因ですからね!!

2017年6月16日 (金)

武鑓コーチの充実テニス主義 (68)嫌になる

昨日、ネットニュースの見出しに、“伊達公子、25歳突然の引退の本当の理由は「テニスが嫌だった」”とあったのが、目に留まりました。

とあるテレビ番組のインタビューで語ったとか。

「今更、こんな事が話題になるんだ…」と、直感的に感じました。

皆さんも、「もう嫌だ」「コートに立ちたくない」、或いは、「あの人と組みたくない」「あの人の顔も見たくない」等、これまでに、いくらでもあったでしょうし、これから先も、あるかもしれません。

プロのプレーヤーに限らず、様々な年代で、様々なスタンスで、テニスをしている方にも起こることだと思います。

世界のトッププレーヤーであれ、愛好者であれ、夢を抱いたジュニアであれ、同様に、ちょっとした事で、嫌になったりするものです。

現在の錦織君でさえ、持ち堪えていますが、体の状態にも不安があるように見えますし、プレーでも、この所、ラケットを折ってしまう回数も目立ちますね。

先日引退会見をした、ゴルフの宮里藍さんも、辛い時期が長かったかもしれません。

あらゆるスポーツ、また、スポーツに限らず、日常の様々なシーンにおいても、多かれ少なかれ、ある事だと思います。

本人の問題でもありますが、周囲の環境も、大きく影響することです。

サポートする立場の者としては、常に気をつけなければいけません。

試合に出る出ないは別として、“テニスを楽しむ”と言う根本を認識し、的確にサポートできる指導者が少ないのも事実であり、問題でもあります。

1000分の4秒の瞬間に、ボールの行方は決まります。

それを自覚し、トライし、楽しめれば、「嫌になる」事を減らせるのになあ…と、今日もコートで考えています。

嫌になってしまった方、嫌になりそうな方、FTCでレッスンをしてみませんか?

2017年4月14日 (金)

武鑓コーチの充実テニス主義 (67)技術精度の目安に

皆さんは、ボレー&ボレーやショートラリーをすることがありますか?

FTCのレッスンでも、ラリーの始めや終わりなどに、ボレー&ボレーやショートラリーをします。

その様子を見ていて、「思ったように打つことができているのかな?」と、疑問に思うことがあります。

ボレー&ボレーも、ショートラリーも、ロングラリーよりはネットも相手も近いラリーですし、あまり左右に走らされることも、スピードボールが来ることも少なく、体力的に追い込まれることはあまりないラリーです(相手が「追い込んでやろう」という意志のもとに、挑んできている場合は別ですが(笑))。

そういった意味で、「簡単だ」と捉えられることが多いと感じます。

さて、そのボレー&ボレーやショートラリー、本当に思ったように打つことができますか?

自信を持って「はい」と答えられる方は、多くない筈です。

「はい」と答えられた方は、相当な実力の方か、大いなる勘違いをされている方()か、いずれかでしょう。

ボレー&ボレーも、ショートラリーも、決して簡単ではありません。

まず、ミスヒットをせず、ラリーを続けることができますか?

それは、薄氷を踏むような、思わず「入って」と祈ってしまうような、ぎりぎりの状態ではなく、少し、余裕のあるラリーですか?

また、ラリーをしている相手もあなたも、お互いに笑顔ですか(自分では余裕があっても、相手の方は、走り回り、息が上がり、眉間にシワが寄っていたり…するかもしれません(笑))?

レッスン中、見守るこちらが、打ってもいないのに、薄氷を踏む思いで、呼吸が速くなってしまうこともしばしばです。

クラスレッスンでは、厳しい現実と向き合うタイミングを測り(笑)、時折、努めて明るく、でも実は鋭く、指摘していますが…本当に、本当に本当によーく冷静に考えてみて下さい!!

ボレー&ボレーやショートラリーには、運動量、体力、(脚力、瞬発力、持久力、腕力、握力、等々)は、ほとんど関係ありません!!

ただ、
きちんとした技術を根本に置き、その精度を追わなければ、簡単そうに見えるこの2種類のラリーも、キープすることは難しいのです

ボレー&ボレーやショートラリーが余裕をもってキープできるかどうかは、ご自分の技術の精度を知る上で、わかりやすい目安と言えます。

「あれっ」「なんで」「どうして」「おかしいなぁ」の連発があると言う事は、まだまだ向上する余地が、十分残されていると言う事です。

ですから、年齢や、経験や、現在のレベルを問題にせず、前向きに、的確にトライすれば、いくらでも向上はします。

正しく理解すると言う事はとても重要で、考え方や取り組み方もわかってきます。

新年度にもなり、気分一新!!

「捉える位置」「面の状態」「体のバランス」をチェックしながら、「打点(0.004秒の感覚/タッチ)」の認識や理解を高めることを目指して、新鮮にトライしてみて下さい!!

2017年3月10日 (金)

武鑓コーチの充実テニス主義 (66)力を抜く

「もっと力を抜いて!!」 「そんなに力まないで!!」と、当方も、つい言ってしまいます。

出来る限り、「力を抜く」という言葉は、使わないように気を付けるようにはしています。

それは、よく聞くこの種のアドバイスは、とても安易ですが、無責任とも言えるからです。

当方も、子供の頃からずっと言われ続けてきました。

プロになってからも言われました。

誰も、力みたくて力んでいるのではありません。

誰だって、力は抜きたいのです。

力んでしまう要因は、二つです。

まず、「不安」です。

うまくヒットできるか? 狙った所に打てるか? ミスしないか?

もう一つは、「欲」です。

あそこに打ちたい!! 決めたい!! 捕られないように打ちたい!! 楽になりたい・・・!!()

みんな、この「不安」や「欲」と葛藤しながら、ボールを何とかコントロールしたいのです。

そう言った心理によって、身体に過度の緊張が生じるのは、ごく当り前の現象です。

それに対し、「もっと力を抜いて!!」「そんなに力まないで!!」とアドバイスするケースが殆どだと思います。

それに従ってトライし、少しは解消したかに思えても、
それは、一時的な事で、結局は、同様の事を繰り返してしまうはずです。

「不安」や「欲」が生じて来るからであり、その根本の解明には至っていないからです。

その根本とは、要するに、ヒット感、タッチ(感覚)に、「確信が持てているか」なのです。

まず打点の位置の感覚を「この辺り」だと確信が持てているか。

そして、ボールをとらえる感覚を「この感じ」だと確信が持てているか。

「この辺り」で「この感じ」でヒットすれば、自分のショットは、こう飛んで行き、コートに入る、という確信です。

この「ヒット」感、タッチ(感覚)に不安がよぎれば、その他の要素で何とかしたくなり、そのひとつとして、体力に頼ることで、力が入ります。

「ヒット」感、タッチ(感覚)を追うことよりも、欲が勝れば、やはり、力んで、この感じを失います。

このようなメカニズムになっているのです。

‟「この辺り」で「この感じ」でヒットすれば、自分のショットは、こう飛んで行く”、これは、極めて技術的な考え方です。

決して、精神論ではありません。

ここは、誤解なさらないように。

そして、この技術への理解がないと、不安は解消されませんし、欲はリスクになり続けます。

技術の裏付けがなければ、力を抜く事は、難しいのです。

「もっと力を抜いて!!」 「そんなに力まないで!!」とは、本当は、安易に口に出してはいけないアドバイスなのだと、常々考えています。

2017年2月19日 (日)

武鑓コーチの充実テニス主義 (65)具体的な指導の再考を

「打点が大切なのはわかりますが、それを捕るにはどうすればいいですか?」

時々、このような質問を受けます。

また、

FTC(当方)は、打点の事ばかりで、他の事は何も教えてくれない…」

と、言われていることも知っています。

質問をされている方のお気持ちや、仰りたい主旨は、わからない訳ではありません。

しかし、厳しい言い方は重々承知の上で、敢て言わせて頂きます。

「打点を捕ることがわからない」方は、誤った理解や固定観念によって、そう感じてしまうのです。

あまりにもいい加減な、根拠の無い、ただし、すぐに行動に移せる(ボールをヒットしてコントロールできるかどうかとは実は関係が無い)具体的な指導やアドバイス、或いは情報が、氾濫し過ぎているからです。

以下に、根本的な幾つかのテーマを挙げてみます。

①打点の瞬間が“0.004秒”と言う事を、説明し、見本を示せるか?

②“構える”と言う事を、説明し、見本を示せるか?

③“引き付ける”とか“ためる”と言う事を、説明し、見本を示せるか?

④“グッと握る事は不要である” と言う事を、説明し、見本を示せるか?

⑤“ドライブ(トップスピン)の基本は面をかぶせない” と言う事を、説明し、見本を示せるか?

これらは、基本的な事項の幾つかでありますが、的確に説明し、見本を示せる方は、ごくわずかだと思います。

著名なコーチと言われる方も、過去や現在において、相当なプレーヤーの方も、明快に対処できる方は、少ないでしょう。

上に挙げた基本的な事項が、少しでも把握できると、“テニス”に対する考え方が、明確に変わります。

これが、根拠のある、具体的な指導の方向だからです。

「ボールをコントロールする」ことが、シンプルに、クリアになりますし、トライし易く、的確に楽しめるようになります。

考えてみて下さい。

チェックやトライしてみて下さい。

指導に携わっておられる方は、大いに疑問を持たれたり、異論や反論があるかもしれません。

大いに結構であると思います。

侃々諤々や切磋琢磨が無ければ、いいものは出来上がってこないでしょう。

プレーヤーの方も、トライに関しての、再考やチェックの契機にして頂ければと思います。

テニス業界では、指導の基本に関する点が、あまりに野放図のままに推移し過ぎてしまい、その結果、本来の楽しさ・難しさ・魅力が伝わらなかったり、広がらなかったりする要因となってしまっていると考えています。

どこかで、是正や問題提起が必要だと思いますので、少し積極的に主張して行きます。

FTには、気軽な体験の設定もあります。

迷い、疑問、反論、異論、確認、等々、投げ掛けて下さい。

“テニス”を的確に理解し、楽しむ為に、どんどんトライして頂ければと思います。

2017年2月 9日 (木)

武鑓コーチの充実テニス主義 (64)全豪オープン男子シングルス決勝に見る技術の根幹

全豪男子決勝、フェデラーvsナダル、よかったですねぇ~!!

戦い終えた後の、スピーチやコメントも含め、正に“切磋琢磨”。

プレーヤーの本来あるべき姿勢を目の当たりにし、大変感動しました。

そして、彼らのプレーを見ていて、技術の基本は、やはり「打点にしかないなあ…」といつもながら強く感じました。

彼らは「この辺りでこう打って!! この辺りでこう打って!!」としか考えていません。

全身全霊を尽くして、「打点(0.004秒の感覚/タッチ)」を追っています。

そして「捉える位置」「面の状態」「体のバランス」これら3つの要素のちょっとした正否が、ヒットの結果を左右しているのです。

見ていて、そう思いませんか…?!

彼らは、「打点
(0.004秒の感覚/タッチ)」を追っているのです。

ただ、その精度が、極めて高いのです。

彼らトッププロが、マシーンのように、完璧であれば、サービスは、全てノータッチエースばかりでしょうし、ラリーだって、全てオンラインばかりでしょう。

そう言った事は、決して起こりません。

0.004秒ですから、完璧なんてある筈はありません。

ちょっとした事で、ムラは生じ、
その攻防や差が、ゲームスコアの6-2/2-6になったり、7-6になったりするのです。

トッププロは、ゲーム中でも、判断や調整をし、その0.004秒の感覚に、修正を掛けたりもします。

凄いことです。

ですが、ヒットの瞬間が0.004秒である事は、全てのプレーヤーに等しいのです。

皆さんも一緒です。

「捉える位置」「面の状態」「体のバランス」これらによって、皆さんの0.004秒も左右され、ヒットの結果も左右されています。

「技術の根幹」となるものは、全てのプレーヤーに通じるものでなければなりません。

テニスの技術の根幹は、基本である「打点(0.004秒の感覚/タッチ)」の認識や理解を高め、それを捉える精度を追求し、その事を楽しむと言う事になります。

以前、「技術は全てオープンになっている」と言いましたが、見た通り、打った通り、プレーした通り、コート上で、ありのままに表現されているという事です。

プレーする様子を見ていれば、おわかりになるでしょう。

彼らは、不自然に早く構えようとしたり、不必要に足をパタパタ動かしたり、四六時中、膝を曲げたり、「グーッ」とか「クッ」と腕力や握力を掛けて打っているように見えますか?

まるで、卓球のように、ポンポンと、スッと、軽くヒットし続けています。

一般に目にする、ほとんどの技術解説は、特徴的な状態や個性の解説に過ぎず、基本的なヒッティングには、活用できない、もしくは、支障を来たしてしまう内容となっています。

技術の基本は、「どこでどんな風にヒットしているか」です。

打点(0.004秒の所)をチェックすべきなのです。

ちょっと他の事に気を取られ過ぎたら、0.004秒に影響が生じるのは当然です。

0.004秒ですから、完璧に撮り続けられる事は絶対に無く、だからこそ、可能な範囲で、幾らでも精度は向上して行きます。

また、安易にわかったつもりになってはいけません。

0.004秒ですから、ちょっとの事で、感覚は際限なくズレてしまいます。

フェデラーやナダルでさえ、崩れるのですから…。

繰り返しとなりますが、テニスの技術の根幹は、基本である「打点(0.004秒の感覚/タッチ)」の認識や理解を高め、それを捉える精度を追求し、その事を楽しむと言う事になります。

どこをチェックするか、よくケアしてみて下さい!!

2017年1月16日 (月)

武鑓コーチの充実テニス主義 (63)テニス理論(3)

新年がスタートして、もう半月経ってしまいました。

今年もガンバですね!!

暮れからのテニス理論の続きになります。

「テニスの技術は全てオープンになっている」と言いました。

見たまま、プレーしたまま、その通りであると言う事です。

もっともらしく雑誌等で語られている技術論は、特殊な場面や、個性を解説した内容が殆どです。

そこで取り上げられているプレーヤーが、コンスタントにその技術をベースにプレーしているかと言うと、全くそうではないでしょう。

試してみて、その場面では良さそうに思えても、実践では使い物にならないケースが多い筈です。

何故でしょうか?

行き着く所、結局は「打点(ラケットにボールが接している時間)は、0.004秒だから」と言う事になります。

その瞬間に、飛んでいくボールの全て(スピードもコースも回転量も、コートに入るのかどうか)が決まってしまうのです。

ですから、プレーヤーは瞬間の「タッチ」「感覚」を追うしかないのです。

そして、ミスタッチを起こさない為には、基本的に「タッチ」「感覚」を追うことに没頭する他ありません。

他のこと(早く構える、膝を曲げる、肩を入れる、ボールをよく見る、足を動かす、グッと握る、体の軸を保つ、ボールを引き付ける、ボールのこの辺りを打つ、あそこに打つ、等々、よく目にする・耳にする事柄だけでも、たくさんありますね)に気を取られ過ぎると、0.004秒の瞬間にリスクが生じるのは当然です。

それらに気を取られ過ぎると、コンスタントでスムーズなヒッティングを妨げてしまいます。

良かれと思って取り組んでいる事が、かえって、パフォーマンスの低下や後退、体力の過度の消耗や、場合によっては、怪我や故障の原因となってしまうケースも多いのです。

プレーヤーが0.004秒でヒットしたボールは、正直に飛んで行きます。

見ていても、プレーしていても、打った瞬間直ぐわかるでしょう。

ヒットポイントと、ボールの行方と、しっかり向き合って、チェックしてみて下さい!!

全てのプレーヤーに共通する点は、打点、ヒットの瞬間しかありません。

そして、その瞬間は「ヒットする位置」「そこでの面の状態(ガットでの扱い具合)」「体のバランス」、この三つの要素が左右します。

よーく観察し、よーくチェックしてみて下さい。

意識を打点に据えれば、見えてきます。

そこから、面白くなりますので。

コートを走り回る運動能力に限界があるのは当然です。

しかし、ボールをヒットできる範囲においては、幾らでも精度は向上します。

ヒットの仕方、その瞬間をケアしながら、今年もプレーの充実を追いかけて下さい!!

今年は、酉年。

どんどんトライし、新鮮で、楽しい境地に、羽ばたいて下さい!!()

2016年12月29日 (木)

武鑓コーチの充実テニス主義 (62)テニス理論(2)

前回のコラムで「全てのプレーヤーは、能力をオープンにし、さらけ出してプレーしていて、極意や秘伝なんて、ある筈無い」と言いました。

ボールは、ヒットした通りに飛んでいて、ラケットがボールに接するその瞬間は、0.004秒です。

0.004秒の瞬間に、ボールの行方は決まる訳です。

世界のトッププレーヤーであれ、皆さんであれ、初めてテニスをされた方であれ、ラケットがボールに接するその瞬間が0.004秒であることは、同じなのです。

「技術」と改めて言いますと、何か特別な事のように感じてしまうかもしれませんが、「基本技術」とは、全てに当てはまらなければいけない共通事項の事です。

10人のプロプレーヤーがいても、フォームも、プレースタイルも、様々でしょう。

彼らは、何を意識してプレーしていると思われますか?

ほぼ、“この辺りで、こうヒットする”としか意識していません。

0.004秒のタッチ(感覚)”を追っているのです。

マレー、ジェコビッチ、ナダル、フェデラー、錦織、あなた、共通点は、ヒットポイント(打点)しかありません。

“どの位置で”“どのような面/扱いで”“どんなバランスで”ヒットするかのみです。

ちょっとズレると、プロでもミスヒットが出ます。

1stサービスでさえ、60%でいい方です。

当然なのです。

全ては、0.004
秒の瞬間に決まってしまい、0.004秒とは、何とかしてやろうとしても、
どうにもならない程の、一瞬の時間です。

ですから、“タッチ(感覚)”と表現されるのです。

要するに、テニスの「基本技術」とは、ヒットポイント(打点/0.004秒の瞬間)の事をよく理解し、極力、その方に合ったスムーズな動きでそれを追いかけて行く事であると言えます。

ボールは、本当に、捉えた通りに正直に飛んで行きます。

丁寧に打っているつもりでも、ミスヒットになるでしょう?

一生懸命回転を掛けているつもりでも、すっぽ抜けたり、ネットにつかまったりするでしょう

軽く打っているつもりでも飛んで行ったり、必死に打っているつもりでも飛んで行かなかったりするでしょう

ヒットポイント(打点/0.004秒の瞬間)の理解ができれば、その理由もわかりますし、取り組み方も、明確になってきます。

この事は、全てのプレーヤーに共通であり、レベルの差とは、ボールを捉える精度の差のみと言えます。

出回っている技術論の多くは、特殊な場面や、個人の個性を説明したものが殆どであり、共通の理論「基本技術」とは、程遠いものばかりです。

試しても、融通が利かず、上手く行かない筈です。

オープンであると言う事は、隠しようが無く、ボールが証明してくれていると言う事です。

本当に、前向きに「基本技術」と向き合えば、ボールを捉える精度が向上し、レベルを上げることができるのです。

まだまだ説明しきれていないと感じますので、この続きは、年明け後に。

皆様、よい新年をお迎え下さい(感謝)。

2016年12月22日 (木)

武鑓コーチの充実テニス主義 (61)テニス理論(1)

テニスのレッスンで、きちんとした理論に基づいて指導しているコーチが、どれ程いるでしょうか?

一見、理論がありそうな方も、本当に検証できているでしょうか?

厳しい言い方ですが、誤診や過誤が蔓延し、ともすると、まかり通っているのでは…と懸念しています。

また、プレーヤーの方も、“コーチの言う事なんて聞く耳持たず”的な方も多いのではないでしょうか。

明らかに情けないヒッティングをする“コーチ”と称する方が多いので、 仕方ないかもしれません。

趣味の領域の事で、命に関わることではないので、一般的には、さほどの問題にはならないのかもしれません。

でも、当方は、テニスにおける「主治医」としてプレーヤーをサポートしていますので、充実したテニスライフをおくれない方々がいることは、大いに問題だと考えています。

このような状況になってしまったのには、原因があります。

まず、50年程前、さらっとプロ化が始まってしまったこと。

そして、テニスブームやバブル経済に乗って、きちんとした指導理論が欠如したまま、 全国にスクールが乱立してしまったこと。

その流れのまま、明確な指導指針が打ち出せないまま進んできてしまったこと。

プレーヤーとしてキャリアがある方の、経験や個性に頼った指導が、是正無く、継続されて来てしまっていること。

等、挙げる事ができます。

コーチでさえ、何を指針としてサポートすべきか認識できていない方も多いと感じます。

コーチがそうなのですから、プレーヤーの方に、本来の面白さなど、伝わる筈もありません。

コーチからの指導を、マイナスのストレスにしてしまう事も、多いと思います。

せっかくのテニスなのに、残念ながら、充実度が低くなってしまいます。

伝える側が、テニスの事を理解していないのでは、話になりませんよね。

極意や秘伝なんて、ありません。

世界のトッププレーヤーであろうが、ビギナーであろうが、全てのプレーヤーは、 自分の持っているものを最大限活用し、さらけ出し、オープンになってパフォーマンスします。

それが魅力でもあり、面白さとも言え、充実感にもつながって行きます。

そして、技術の根幹を成す共通点は、やはり、ヒットの瞬間の0.004秒の所にしかないのです。

みんなこれを追っていて、この事は、オープン(明確)になっているのです。

基礎の基礎。

長くなりそうなので、次回で詳しく説明します。

早めにアップできるようにしますので、是非、ご期待の程(笑) 。

今、世界のトップにいる錦織君。

過去、伊達さん、沢松さん、杉山さんもトップでした。

松岡君は現在、芸能界のトップで頑張っていますが(笑)。

その割には、他の種目と比較して、テニス全般の盛り上がりは、淋しい気がします。

いいスポーツなので、その楽しさが、的確に広がるべきだと強く願うのです。

2016年12月17日 (土)

武鑓コーチの充実テニス主義 (60)「私、失敗しないので」

「私、失敗しないので」このフレーズに、ピンときた方。

流行りのドラマをご覧になっていますね()。 

まあ、実は当方、テレビをそんなに見る方ではありませんが…(笑)。

自分の腕(技術)のみを頼りにした、フリーの女性外科医師が活躍するドラマでの、主役の決め台詞です。

視聴率を取っているようですね。

さて、FTCでは「テニスのコーチは、プレーヤーの方の主治医である」との意識で取り組んでいます。

「私、失敗しないので」と言いたいところですが(本気ですよ)テニスのサポートの場合、なかなかそうも行きません。

幾つか、ポイントがあります。

当然、外科手術はミリ以下の単位や時間との戦いで、本当に熾烈な現場だと思います。

ただ、テニスの打点も、0.004秒前後の判断が、ショットの精度に出て来るのですから、世界のスーパープレーヤー、マレーもジェコビッチも錦織も、幾らでも、ミスヒット(失敗)は出てしまうのです。

自分の思うようにヒットできる1stサービスでさえ、60%でいい方なのです。

まず、テニスがそう言った、「失敗(ミス)を全くしないことが難しい」スポーツであるという事を、認識すべきです。

もう一つ、医師のサポートの基本は「健康で生き生きと生活ができる」という事になると思います。

テニスでは、プレーに対する価値観も「とにかく楽しくプレーしたい」「勝ちたい」「ストレス発散にビシバシ、ガンガン打ちたい」「ただ黙々とプレーしたい」「憧れのフェデラーみたいにプレーしたい」等々、様々です。

では、その基本は、何になるでしょうか?

結局は、前回のコラムに挙げた、“ラリー”なのです。

綺麗なラリーができないトッププレーヤーなんていません。

出来る限り、思ったようにヒットして、ボールをコントロールできるという事を、テニスの基本としておくことです。

「ガンガン来るボールを、ビシバシは打てる」けれど、「ゆっくりなボールをきちんとヒット出来ない」なんて事は、NGです。

当方は、0.004秒のサポートを的確に行える主治医でありたいと、常々、考えています。

「私、失敗しないので」とは言えないまでも…()。

ある人が、言っていました。

「あれは、“水戸黄門”ですよ。」と。

「勧善懲悪的に、必ずハッピーエンドが約束された、ドキドキはするけど、安心して見ることができる番組」だそうです。

結局は、作られた物語ですから。

テニスは、筋書の無い、ドラマですよね(笑)。

それぞれの舞台で、最高のパフォーマンスができるよう、サポートしていきたいと思います。

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