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2015年7月 6日 (月)

武鑓コーチの充実テニス主義 (35)テニスへの正確な理解を

全てにおいて言えることですが、正確に理解していなければ、取り組み方や対処方法も不的確になりますし、状況によっては、危険さえ伴います。

例が適当ではないかもしれませんが、風邪だと思っていたら、インフルエンザだった場合。

処方される薬、周囲への配慮など、違った対応になりますよね。

今対処しようとしているその事象が、正確に理解できていなければ、的確に取り組む事はできません。

趣味スポーツにおいてであっても、“健全に”楽しむ事も難しくなります。

テニスを正確に理解されていますか? 

難しい事を言いたい訳ではではありませんが、よく考えて頂きたいのです。

「早く引いたら」「ボールをよく見たら」「膝を曲げたら」「グッと握ったら」「足を動かしたら」「体を使ったら」、思ったように打てるのでしょうか?

そうではありません!!

私は、25年程前、ボールとストリングの接触している時間は、「1000分の4秒」前後であると言う事を知って、テニスの事が、ようやく少し理解できました。

ボールはヒットした通り、本当に正直に飛んでいきます。

その「ヒット」の瞬間が、1000分の4秒です。

即ち、1000分の4秒の瞬間に、ボールの飛びは、決定されている訳です。

ですから、タッチ(touch )と表現されるのでしょう。

タッチの訳を検索してみると「触れる」とあります。

ラケットがボールにわずかに「触れる」のですね。

そのタッチは、ボールを捉える「位置」、その際の「面」、そして体の「バランス」、加えるとすれば「経験」で、左右されます。

今、ウィンブルドン真最中ですが、プレーヤーは全て、その精度の攻防を行っているのです。

決して、早く構えて」「ボールをよく見て」「腰を落として」「足を動かして」「グッと握って」「丁寧に」などなど、数えればきりが無い程、一般的に指導の現場で耳にするようなことは、やっていません。

上に挙げたようなことを意識過ぎた際には、ミスヒットの確立が上がります。

スムーズにヒットしている方が、有利なのです。

彼等は、誤解を恐れずに言えば、ボールをヒットする技術が、世界トップの精度に達しているに過ぎず、我々と異なった事をしているのではありません。

技術は全てのプレーヤーに共通です。

ただ、超人的な体力と、その経験は、誰もが持っているものではありませんが。

私自身、早く引け、腰を落として、膝を曲げて、グッと握って、下から上に、もっと動け、さんざん言われ続けていました。

ある程度、日本のトップになってもまだまだ言われていました。

当方、極めて真面目な性格なもので()、忠実にトライし続けました。

ところが、一向にイメージしたようなプレーができませんでした。

意地と根性と体力のみで、必死にもがいていました。

私の場合、意地と根性が、極めて他のプレーヤーより恵まれていた()のだと思っています。

そんな折に、1000分の4秒にハッとさせられたのであります。

世界のトップを目指し試行錯誤を続けていた後半でした。

愕然としました。

それ迄約15年間積み上げていた感覚が、考え方によっては、間違っていた(リスクだった)のです。

自身の能力の至らなさを認めなければならず、大きなショックでした。

しかし、気付いてしまったのであれば、トライするしかありません。

プレーヤーとしては、世界の三流の下止まりでしたが、テニスの技術に対する考え方は、楽になり、明確になりました。

それ以降、様々な検証を現在に至るまで行ってきましたが、より理解は深まり確信へと進化しています。

このような経緯や経験からすると、テニスの技術に対して、理解不足の方が、多過ぎると感じます。

指導者の方の理解不足も、はなはだしいと思います。

前述もしましたが、ただ自身の経験のみでの言動がほとんどです。

先輩方も含め、我々の責任でもあります。

的確な技術の理解を浸透させていくことに、尽力していかなくてはと考えています。

当方は、コーチを“主治医”に例えますが、理解不足の医師に診てもらいますか?

理解や力量が不足している医師に、あなたの命を預けますか?

医療の現場で、ミスが発覚すれば、大問題です。

趣味スポーツにおける指導は、一見、生命に直結しそうもないと思われるかもしれません。

しかし、体を預けるのですから、質的には同様です。

怪我や故障はもちろん、テニスを楽しめないことから来る、マイナスのストレスの蓄積。

命とは言わないまでも、生きて行く上で尊重すべき充実感を、損なってしまっているケースはありませんか? 

生涯に渡って続く重大リスクです。

大問題です。

本来、指導者の一言は、重く、責任重大です。

多くの理解不足の指導者が、それを安易で軽薄なものに変質させ、恒常化させてしまいました。

テニスは構成要素が多く、非常に複雑です。

だからこそ、面白く、難しく、魅力があります。

あまりに枝葉が多く、そればかりに気を奪われ、その茂みに覆われた幹を見る事が、できなくなっていたのではないのでしょうか?

テニスの技術の基本は“打点(HPヒットポイント)”です。

その瞬間は1000分の4秒です。

それを理解して、向き合わなければ、本当に意味で楽しむことはできません。

テニスを正確に理解されていますか?

正確に理解している指導者と巡り合っていますか?

それは、人生が変わってしまう程の衝撃ですよ()、きっと。

 

 

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