武鑓コーチの充実テニス主義 (19)欲との戦い
錦織選手が全米ベスト8‼
故障や怪我に見舞われますが、やはり逸材です。次も楽しみです。
このような折は報道も大きく、その度に、テニスがもっと盛り上がってもいいのにと思います。
本質的な面白さ楽しさを、的確に伝えることが、我々の責務でもあるのですが。
さて、テニスに限りませんが、勝負/ゲームになったら、誰だって勝ちたいのです。
目の前のポイントが欲しいのです。
ポイントが取れそうな“あそこ”に打ちたくなるのです。
振り廻して強打しようとしたり、怖くて打てなくなったりするのです。
全米でのプレーヤーも皆さんも一様で、結局、欲との戦いなのです。
当然欲がないとダメです。
ただ、欲を出し過ぎると、弊害が出て来るのです。
そこで、どう考えるべきか。
プレーをパフォーマンス(演技/表現/動作)と考えるべきなのです。
常に言っていますが、本当に狙って打てるのであれば、プロは全てオンラインで、エースで決まるはずです。
が、そんな事はあり得ません。
彼らは最善を尽くして最適にヒットしようとしているのです。
その結果として、鋭いスピードとコントロールが可能になっているのです。
ボールを的確にヒットするパフォーマンスを繰り広げているのであり、そのちょっとした精度の差が、ポイントやスコアー、勝敗となって出てくるのです。
狙い過ぎたり、執着し過ぎたりすると、ヒットに狂いが生じてくるのです。
また、パフォーマンスの向上と思って取り組まなければ、マイナスのストレスを溜めてしまいかねません。
結局、目の前のボールを、最善に最適にヒットするのみです。
そうすればコントロールできます。
欲との戦いです。
人生においても、色々あっても、結局は目の前の事に最善を尽くすしかないですよね。
「人生」と「テニス」。似ていますね。
最適にとらえれば、コントロールできますから、パフォーマンスを向上させて下さい‼
狙い過ぎたら、欲を出し過ぎたら、ダメですよ‼
« 第3回 文コーチのダブルス道 | トップページ | レーダーを超えた? »
「武鑓コーチ」カテゴリの記事
- 武鑓コーチの充実テニス主義 (69)頑張り(2017.06.21)
- 武鑓コーチの充実テニス主義 (68)嫌になる(2017.06.16)
- 武鑓コーチの充実テニス主義 (67)技術精度の目安に(2017.04.14)
- 武鑓コーチの充実テニス主義 (66)力を抜く(2017.03.10)
- 武鑓コーチの充実テニス主義 (65)具体的な指導の再考を(2017.02.19)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1469614/57264887
この記事へのトラックバック一覧です: 武鑓コーチの充実テニス主義 (19)欲との戦い:
コメント